松山英樹、崩れて２４位　４連戦の疲れも

　▽プレーオフシリーズ第３戦▽１１日▽米インディアナ州カーメル、クルックドスティックＧＣ（７５６７ヤード、パー７２）▽晴れ、２５度、北西４メートル▽賞金総額８５０万ドル（約８億６７００万円）、優勝１５３万ドル（約１億５６００万円）▽６８選手

　【カーメル（米インディアナ州）テッド・ムース】松山英樹（２４）＝レクサス＝は３バーディー、３ボギー、１ダブルボギーの７４と崩れ、通算６アンダーで２４位に終わった。シーズン通算ポイントの総合順位は１７位で、３０位までによる最終戦のツアー選手権（２２日開幕）に進んだ。ダスティン・ジョンソン（米国）が通算２３アンダーで今季３勝目、通算１２勝目を挙げた。世界ランク１位のジェーソン・デー（オーストラリア）は背筋痛のため途中棄権した。

　３日目終えて首位まで１０打差と、優勝争いからは遠い位置で最終ラウンド迎えた松山は、アイアン、パットとも苦戦し、８番までに３ボギー。９番でバンカーから直接放り込み、さらに１０番７メートル、１１番は１６メートルを決めて３連続バーディーと盛り返しかけたが、１５番で５０センチ足らずのパットを外してダブルボギーにした。４連戦の疲れも出たようだ。

　プレーオフ第３戦を終えてポイントランクは１７位。フロリダの自宅で１週間調整し、今季米ツアー最終戦となるツアー選手権（２２〜２５日）に３年連続で臨む。大会に優勝し、さらに総合上位選手の成績次第と条件はきわめて厳しいが、最終的にポイントランク１位になれば、ボーナス賞金１０００万ドル（約１０億２０００万円）を手にできる。

　「あともうちょっとかなという感じはある。ショットに関しては（４位になった）全米プロのときのようなフィーリングがちょっとずつ出てきている。再来週は楽しみかな」と前向きだ。