新成長戦略策定へ「未来投資会議」設置へ

新成長戦略策定へ「未来投資会議」設置へ
政府は、AI=人工知能などを駆使する第4次産業革命の具体化など新たな成長戦略を策定するため、安倍総理大臣を議長として関係閣僚や経済界の代表などが参加する「未来投資会議」を設置することを決めました。
政府は9日、成長戦略を策定してきた「産業競争力会議」と政府と経済界の代表らが投資の促進に向けた課題などについて話し合う「官民対話」を統合し、新たに「未来投資会議」を設置することを決めました。

会議の議長には安倍総理大臣が就任し、石原経済再生担当大臣や世耕経済産業大臣などの関係閣僚のほか経済界の代表や学識経験者などをメンバーに今月12日に初会合を開くことにしています。
そして、AI=人工知能などを駆使する第4次産業革命の具体化、再生医療の実用化の促進、医療や介護分野へのロボットの導入、アベノミクスの効果を地方に波及させるための方策など新たな成長戦略の策定に向けた議論を行うことにしています。

菅官房長官は閣議のあとの記者会見で、「今後はアベノミクスを、マクロ経済と財政政策の司令塔である経済財政諮問会議と成長戦略の司令塔である未来投資会議とが車の両輪となって進めていく。新たな体制のもと構造改革を強力に推進したい」と述べました。