09月13日 12時57分
川が決壊し、岩手県のグループホームの入所者が亡くなるなど東北に大きな被害をだした台風10号の豪雨から2週間です。
愛知県内の河川に近い高齢者施設では、避難手順の確認と見直しを進める施設もあります。
8月末に東北から北海道を襲った台風10号で、岩手県岩泉町の川が決壊して川沿いにあったグループホームの1階が浸水し、入居者9人が亡くなりました。
これを受けて名古屋市西区の庄内川沿いにある、日中50人ほどの高齢者が利用している福祉施設では万一の洪水に備えて避難時の手順の徹底と見直しを進めています。
施設では建物が3階建てのため、1階と2階の車いすの人は優先的にエレベーターを使って3階に逃げるほか、自力で歩ける人は職員が付き添って階段を利用する手順を改めて確認しました。
また、この施設では避難の遅れをさけるため、大雨や洪水の警報が出たら避難準備を進める手順を改めて徹底したほか、夜間の浸水に備えて、近隣の住民の支援を得られないか協議を始めたと言うことです。
施設の責任者の礒貝学さんは「川が近くにあることもあり、何より早い判断と対応が求められる。実情にあった避難マニュアルを作りたい」と話しています。
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