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 政府は13日の閣議で、リオデジャネイロ五輪のレスリング女子58キロ級で優勝し、4大会連続で金メダルを獲得した伊調馨選手(32)=ALSOK=に国民栄誉賞を贈ることを正式に決め、発表した。

 五輪での4連覇は女子個人種目では史上初となる快挙。菅義偉官房長官は13日の記者会見で「人一倍の努力と厳しい修練の積み重ねにより、最後まで勝利をあきらめずに金メダルを獲得。多くの国民に深い感動と勇気、社会に明るい希望を与えたことにより、顕著な業績があった」と説明した。

 伊調選手は青森県出身。レスリング女子が4階級制だった2004年アテネ五輪から12年ロンドン五輪まで、63キロ級で金メダルを獲得。6階級制に変わった今年のリオデジャネイロ五輪では58キロ級に変更し、優勝した。世界選手権は10度制している。

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