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中学生が認知症について学ぶ

09月13日 10時54分

中学生が認知症について学ぶ

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三重県で最も高齢化率が高い南伊勢町で中学生を対象に、認知症について学んでもらう講座が開かれました。
この講座は高齢者の見守り活動などを行う地域包括支援センターが小中学生を対象に今年から始めました。
12日は高齢化率が47%あまりと、三重県内で最も高い南伊勢町にある南勢中学校で1年生39人が参加して講座が開かれました。
はじめにセンターの職員がスライドを見せながら認知症が人の顔や名前が分からなくなるなど、記憶や判断が難しくなる脳の病気であることを説明しました。
そのあとの寸劇では、自宅がわからなくなった認知症のお年寄りに対して、どのように対応したらよいかが示され、認知症の患者に接するときには相手を否定するのではなく、話を合わせながら適切に導いていくことが重要だと指摘されました。
参加した女子生徒は「認知症のことを知ることができて参考になった。認知症の人には優しく接していきたい」と話していました。
講座を開いた南伊勢町地域包括支援センターの河井尚美センター長は「生徒たちには、学んだことを家庭でも共有してほしい」と話していました。

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