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【プロ野球】

タカ、V3へ投手陣スクランブル バンデンも見切り発車で復帰

2016年9月13日 紙面から

 V3へ緊急配備! ソフトバンクの工藤公康監督(53)が12日、終盤戦の投手スクランブル起用方針を固めた。故障明けのリック・バンデンハーク投手(31)を18日のオリックス戦(ヤフオクドーム)で投入。半ば見切り発車は承知で戦列復帰させる。

 「球数の制限とかはあるかもしれないけど。(本人も)いけるということみたいなので…」。バンデンハークは蓄積疲労などで6月から離脱。8月に2軍戦登板も再び実戦から離れ、今月3日に本格復帰した。前回9日は5イニングを3安打零封。指揮官は「百(パーセント)とは言わなくても、今の時期は野手も含めて、百の状態の選手なんかいない」と状態をあえて度外視してでも、切り札投入を決めた。

 きょう13日からの楽天2連戦は武田、和田が先発。両者は翌週、日本ハムとレギュラーシーズン最後の直接対決へ向かう使命も帯びる。復帰初戦のバンデンハークは一定の制限下での起用を見越す上、和田が2試合連続の中5日登板。こうした先発陣をバックアップするため、ローテの一角を担い、8勝をマークしている東浜がブルペン待機することになった。

 11日の西武戦は野手陣の奮起で打ち合いを制し、連敗を3でストップ。ひとまず自力V消滅を回避した。この日、チームは福岡から仙台へ空路移動。選手会が主催し、同市内の焼き肉店で、開幕直前以来の決起集会を実施した。一致団結を図り、総動員態勢で、V3だけを目指す。

 

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