キャメロン前英首相、議員辞職へ…新政権に配慮

読売新聞 / 2016年9月13日 0時38分

 【ロンドン=角谷志保美】英国のキャメロン前首相は12日、任期を約3年半残して下院議員を辞職すると発表した。

 欧州連合(EU)残留派の旗振り役を務めたキャメロン氏は、6月の国民投票で離脱が決まり首相を辞任したが、議員の任期は全うする考えだった。

 キャメロン氏は辞職理由について、「新政権の妨げになりたくない」と英BBCに語った。7月に就任したメイ首相は、中国との蜜月を象徴する原子力発電所の新設計画を再検討したり、大胆な公立学校改革に着手したりするなど、キャメロン政権が進めた政策とは異なる路線にかじを切っている。キャメロン氏は自身が議員にとどまると、メイ氏が政策を進めにくくなると考えたとみられる。

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