発言と説明がそのときどきで異なる蓮舫氏

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 民進党の蓮舫代表代行(48)は、党代表選(15日投開票)で国会議員らの支持を固めて先頭を走っている。ただ、「国籍」問題をめぐる発言が二転三転しており、政権獲得を目指す野党第1党のリーダーとしての資質が問われている。こうしたなか、蓮舫氏が過去に「(政界進出は)絶対にやりません」と語っていたことも分かった。

 代表選に出馬した、蓮舫氏と前原誠司元外相(54)、玉木雄一郎国対副委員長(47)は9日、仙台市での候補者集会などで、東日本大震災からの復興政策について論戦を交わした。

 民主党政権下で発生した大災害だけに議論も盛り上がったようだが、メディアやネット上では、蓮舫氏の「国籍」問題を含む、発言のブレ・変遷が話題となっている。

 蓮舫氏は6日、「31年前(1985年)、17歳で未成年だったので、父と東京で台湾籍の放棄手続きをした」と説明した。だが、女性誌「CREA」97年2月号に掲載されたインタビューでは「自分の国籍は台湾なんです」と語っている。これについて、蓮舫氏は「多分、編集の過程で『だった』という部分が省かれてしまった」と釈明した。

 「GENDAI」95年10月号に掲載された蓮舫氏のインタビュー記事も興味深い。中国留学直前のもので、「留学後は政界に打って出るなんてことは?」と聞かれて、こう答えている。

 「何度かそういった話もありましたが、絶対にやりません。かつて新聞記者の方も含めて報道畑から、『内部に入らなければ改革はできない』と永田町に飛び込んでいった例は多いですよね。でもその結果はどうだったのか」

 人間の気持ちは歳月とともに変わる。世の中に「絶対」はあり得ない。ただ、一国のリーダーを目指す以上、有権者の疑問に対しては、証拠を示して明確に説明しなければならない。