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 ベトナムの首都ハノイに、同国と日本の両政府が共同で設立する「日越大学」が9日、開校した。教員の約半数を東大、大阪大、筑波大など日本の大学から派遣し、「ベトナムにいながら日本留学できる」(学長の古田元夫・東大名誉教授)のが売りだ。

 開講したのは大学院の修士課程。企業管理、環境工学、公共政策など6コースに約70人が入学した。

 2009年にベトナム政府から日本との協力による大学設立の提案を受け、計画された。日本側には、ベトナムの政府機関や日本企業で働く「知日派」の人材育成も視野にある。

 一方、校舎新設のための両政府の出資計画が定まらず、4年制大学の開学時期は未定。日本企業との共同研究やインターンを実施するとしているが、協力企業はまだ公表されていない。(ハノイ=鈴木暁子)

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