豊洲市場の土壌汚染対策 都議から批判相次ぐ
東京都が、築地市場の移転先となる豊洲市場の土壌の汚染対策について、事実と異なる説明をしていた問題で、都内の卸売市場の在り方について審議する都の会合では、出席した都議会議員から批判が相次ぎました。
有識者や市場関係者、それに都議会議員が出席した13日の会合では、はじめに、都中央卸売市場の岸本良一市場長が「豊洲市場の問題で大変なご心配をおかけしている。安全安心の確保に向け、厳しい道のりではあるが、信頼回復ができるよう精一杯取り組みたい」と述べました。
これに対し、豊洲市場への移転を推進してきた最大会派の自民党の議員は、「今回の問題は誠に遺憾といわざるをえない。市場業界をこのまま不安定な状況におくことは断じて許されない」と批判しました。
そのうえで「速やかに専門家会議を再開し、都民が納得できる形で安全宣言が出せるよう、しっかり取り組んでほしい」と求めました。
また、公明党の議員は、「信じがたい事実であり、都は信頼を失った。決して看過できない問題だ」と指摘したうえで「原因究明や説明責任を果たしてもらいたい」と述べました。
一方、13日の会議は、都内の卸売市場の今年度から5年間の整備計画に向けた基本方針を都に答申することになっていました。
一部の出席者から、「豊洲市場への移転を前提とする答申には反対だ」として動議が出されましたが、採決の結果、賛成多数で答申が決まり、岸本市場長に答申書が手渡されました。
これに対し、豊洲市場への移転を推進してきた最大会派の自民党の議員は、「今回の問題は誠に遺憾といわざるをえない。市場業界をこのまま不安定な状況におくことは断じて許されない」と批判しました。
そのうえで「速やかに専門家会議を再開し、都民が納得できる形で安全宣言が出せるよう、しっかり取り組んでほしい」と求めました。
また、公明党の議員は、「信じがたい事実であり、都は信頼を失った。決して看過できない問題だ」と指摘したうえで「原因究明や説明責任を果たしてもらいたい」と述べました。
一方、13日の会議は、都内の卸売市場の今年度から5年間の整備計画に向けた基本方針を都に答申することになっていました。
一部の出席者から、「豊洲市場への移転を前提とする答申には反対だ」として動議が出されましたが、採決の結果、賛成多数で答申が決まり、岸本市場長に答申書が手渡されました。