プレイステーション「3」最大の期待作でもあったPS4『人喰いの大鷲トリコ』がまた延期を発表しました。従来は10月25日発売予定でしたが、延期後の新発売日は12月6日。
土壇場になっての延期の理由は、ソニー(SIE)いわく「開発の最終段階で予想以上のバグが発生」しており「開発チームの思い描く体験をお届けするには、時間が足りない」ため。
『人喰いの大鷲トリコ』は、『ICO』や『ワンダと巨像』などの傑作で知られるゲームデザイナー上田文人 氏の最新作。2009年のE3で、プレイステーション3用の目玉大作として発表されました。
当初は2011年発売予定でしたが、そのうちに発売日は「未定」になり続報も途絶え、上田氏の退社などもあり一時は発売が危ぶまれたタイトルです。
その後、2015年にはプレイステーション4専用に改めるとともに、久々の新作動画も公開。今年2016年のゲームイベントE3では、2016年10月25日の発売予定日も発表していました。
PS4用『人喰いの大鷲トリコ』発売日が今年10月25日と決定。制作発表から7年越しの実現へ
今回の(再)延期にあたり、ソニー・インタラクティブエンタテインメントでゲーム開発を統括するワールドワイド・スタジオ プレジデント 吉田修平氏によるコメントはこちら。
「2016年10月25日(火)に発売を予定していた『人喰いの大鷲トリコ』ですが、開発チームの思い描く体験をお届けするにはもう少し時間が必要だと判断し、発売日を2016年12月6日(火)に延期することにいたしました。
ゲームデザイナー上田文人氏、gen DESIGN、そしてSIE ワールドワイド・スタジオ JAPAN Studioが『人喰いの大鷲トリコ』に込めたビジョンは、壮大かつ大変素晴らしいものです。しかしながら、開発の最終段階で予想以上のバグが発生しており、これらに対処し、 『人喰いの大鷲トリコ』の開発チームの思い描く体験をお届けするには、時間が足りないとの決断に至りました。
長きに渡り支えてくださっている多くのファンの皆様にはもう少しお待ちいただく事になりますが、引き続き全力で開発に取り組んでまいりますので、皆様のご理解と変わらぬご支援の程何卒よろしくお願いいたします。 発売に向けて、新しい要素などをお披露目していきますので、ご期待ください。」
(SIE ワールドワイド・スタジオ プレジデント 吉田修平)
新たな発売日は2016年12月6日、価格はパッケージ版税別6900円、ダウンロード版 税込7452円、ダウンロード版の予約購入価格税込6372円。
発表から7年越しの期待作だけに、待ち続けた歴代作ファンはいまさら再々延期くらいで驚くことはなさそうですが、最大のサプライズは延期しても年内で、来年春や「Holiday 2017」、あるいはPS5独占タイトルへの変更でなかったことかもしれません。