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 台風10号の豪雨被害で岩手県岩泉町を視察した務台俊介・内閣府政務官兼復興政務官が、政府の職員におんぶされて被災現場の水たまりを渡っていた問題で、今村雅弘復興相は13日の閣議後会見で、「準備をしなかった取り巻きというか、スタッフの対応もまずかった」と述べ、責任が官僚側にもあったとの見解を示した。

 今村氏は、問題発覚後に務台氏を「強く叱責(しっせき)した」と改めて述べた一方、当日の務台氏について「防災靴は履いていた」とも擁護。務台氏の「資質」を問われると、「これを逆バネにしてがんばってもらいたい」と、政務官を継続させる考えを示した。