今話題の美肌成分プロテオグリカン。その効果や副作用は？

今、注目されている「プロテオグリカン」という成分をご存知でしょうか。

ヒアルロン酸の1.3倍の保湿力があると言われている成分で、特にシワや乾燥肌で悩む女性なら注目したい成分です。

今回は、そのプロテオグリカンの効果や副作用についてお話しします。

プロテオグリカンとは？

「プロテオグリカン」とは、たんぱく質に糖が結合した糖タンパク質の一種で、化粧品や健康食品、医薬品など幅広く使用されています。プロテオグリカンの「プロテオ」はプロテイン（たんぱく質）から来ており、「グリカン」は多糖類のことです。

プロテオグリカンは、動物の皮膚や軟骨に豊富に含まれており、とくに鮭の鼻軟骨には多く含まれています。鮭の頭部は、製造工程において廃棄されてしまうことが多く、資源を無駄にしないといった点でも好感が持てます。

プロテオグリカンの5つの効果

1.EGFに似た働きをする（表皮細胞増殖促進作用）

出典：プロテオグリカンの美容効果に関する試験データ｜一丸ファルコス株式会社

EGF（上皮細胞増殖成長因子）とは、細胞の成長を促してくれる因子です。EGF自体は加齢に伴ってだんだん減少してくるのですが、プロテオグリカンはこのEGFに似た働きをしてくれるため、ターンオーバーが促され美肌に繋がるのです。

2.ヒアルロン酸やコラーゲンの生成を促す

出典：サントリー健康情報レポート

プロテオグリカンは、ヒアルロン酸やコラーゲンの生成も促してくれます。この働きにより、加齢によるたるみやしわを予防してくれるのです。

3.抗炎症作用

プロテオグリカンは、炎症を抑えるたんぱく質「サイトカイン」の働きを促す効果があるので、炎症を抑制してくれます。

肌の老化は、炎症を引き起こす免疫細胞の働きによって進行が早くなるのですが、プロテオグリカンはこれを抑えてくれるため、肌を若々しく保つ効果があるのです。

4.変形性関節症の症状をやわらげる

変形性関節症とは、関節の軟骨がすり減ることが原因で関節が動かしにくくなったり、痛みや腫れを伴なったりする症状です。

プロテオグリカンには、軟骨の再生を促進する働きがあり、変形性関節症の症状をやわらげる効果があります。

5.生活習慣病の予防

慢性的に炎症細胞が過剰になっていると、生活習慣病の原因と言われている活性酸素が発生します。ですが、前述したとおり、プロテオグリカンの炎症抑制効果によって、活性酸素の発生も抑えてくれます。それにより、脳や内臓全般・血管などの老化、肥満、糖尿病などを予防する効果があります。

炎症細胞（えんしょうさいぼう）

炎症は身体の一部分に起こった火事のようなものだと考えるとわかりやすい。

その現場に炎症を引き起こしたり悪化させる細胞が集まってくる，この様な細胞を炎症細胞と呼ぶ。

出典：Weblio辞書

プロテオグリカンに副作用はないの？

美容と健康に大変効果的なプロテオグリカンですが、副作用はないのか不安ですよね。

現在、プロテオグリカンを摂取して重大な副作用を感じたというのは、日本では1度も報告されていません。このことからわかるように、プロテオグリカンは安全で、悪影響を及ぼす物質ではないのです。

そもそも、プロテオグリカンは皮膚や骨、血管など人体の様々な部分に存在しているので、摂取したとしても副作用の心配はありません。

ただ、どんな成分でも同じことですが、過剰摂取は避けるようにしましょう。サプリメントなどを摂る場合には、きちんと用量を守って長く続けることが大切です。

プロテオグリカンが配合されている商品

プロテオグリカンの効果や副作用についてお話ししましたが、実際にプロテオグリカンが配合されている商品にはどんなものがあるのでしょうか。商品の一例をご紹介します。


美肌効果を実感したい方には、化粧水や美容液（原液）で外側から肌に直接与えるのがおすすめです。また、膝などの関節症予防や生活習慣病が気になる方には、サプリメントや健康食品で摂取するのがおすすめです。

さいごに

いかがでしたか。プロテオグリカンは副作用もなく、美容にも健康にも効果を発揮してくれる成分ですので、外側からも内側からも健康的で若々しく過ごせるようになります。

乾燥肌やシワ、関節炎が気になる方は、ぜひ自分に合った方法で試してみてはいかがでしょうか。

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