西武・後藤高志オーナー=東京・港区(撮影・中井誠) 【拡大】
この日の会議では、野球賭博問題の調査、6月に球場などへの出入りを禁止した元暴力団組長とされる人物が芸能事務所関係者と称して選手と交遊した問題について、NPBから報告があった。
元組長とは知らずに交遊があったとされる9球団の選手(現役、引退含む)らの状況や、近づいてきた経緯などの説明があり、中日・白井文吾オーナー(88)は「お祝いの会などがあると(反社の人物が)すっと入ってくる。深刻で驚いた。早く気づかなければいけない」と話した。
また、約3年ぶりに会議に出席した楽天・三木谷浩史オーナー(51)からは「定期的にファンの前で選手の人たちに宣言してもらう。選手自身にアナウンスしてもらうのが、抑止効果が高い」と、選手側から断絶を宣言する案も出た。
また、2020年の東京五輪で野球・ソフトボールの競技復帰も報告され、この日来日した世界野球ソフトボール連盟(WBSC)のリカルド・フラッカリ会長(67)から、プロ野球の協力に対する感謝が伝えられた。五輪期間中の中断が決まっている20年のシーズン日程を、18年に前倒しで決定することを承認した。