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福井新幹線用地取得率「現在4割」 県議会で知事が報告県議会は十二日、九月定例会を開会。会期を十月十一日までと決めた後、四十七億四千二百万円の一般会計補正予算案や二〇一五年度一般会計決算認定案など十二議案が上程された。議長選もあり、新たな議長に松井拓夫氏(72)=四期、県会自民党=を選んだ。 西川一誠知事は提案理由説明で、北陸新幹線金沢−敦賀間の県内用地の取得率を「現在四割」と報告。年内に九割取得という目標を達成するため、全力を挙げるとした。 教育では、漢字研究の第一人者である白川静さんの没後十年に合わせ、十月に県立図書館内の「白川文字学の室(へや)」をリニューアルすることを明らかにした。書斎をより忠実に再現し、自筆原稿の展示も充実させる。白川さんとゆかりの深い作家、宮城谷昌光さんらを招いた記念フォーラムも開く。 二年後に迫る福井国体関係では、国体と全国障害者スポーツ大会の公式ポスターや記念メダルについて、福井らしさをアピールできるデザインを県内事業者から募り、年内に決める方針を示した。総合開会式の九月二十九日に合わせ、今年から県庁とJR福井、敦賀両駅にカウントダウンボードを設置。「県民総参加の機運を高めていく」と述べた。 (山本洋児) ◆「円滑な運営を」 松井議長が就任会見
県議会議長に就任した松井拓夫氏は十二日、県議会議事堂で会見し、「県民の思いに沿った公正で公平で円滑な運営をしていく」と強調した。 松井氏は勝山高卒で、勝山市議を経て県議に当選。県議会副議長などを歴任した。議長選では、三十六票のうち共産党を除く三十五票を集めた。 会見では、八月末に分裂した県会自民党と自民党県政会に加え、他会派の支持も受けた議長選結果に触れ「互いに話をすれば分かってくれる」と自信を見せた。 北陸新幹線の未着工区間については「議会が一体になって小浜−京都ルートでお願いしていきたい」と意欲的。石川県議会でも米原ルートを推す声はトーンダウンしているとして、「北陸三県も同調してもらえると思う」と期待した。 (高橋雅人) PR情報
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