【シン・ゴジラ】をみてきました。
今回書くのは、感想や考察ではなく私がシン・ゴジラをみた理由について。
私はゴジラシリーズを一つも見たことがありません。
そもそも日本の特撮物はあまり好きではなかったというかみたことがなかった(ゴジラといえば思い浮かぶあの怪獣が、街を壊したり火を噴いたりするだけで映像のクオリティも海外のものと比べてめっちゃ低い…ってイメージ。実際違ってるとは思うけど)ので、シン・ゴジラも子どもふたりを置いて映画館に行くという果てしなく高い壁を乗り越えるほどのものではありませんでした。
でも日を追うごとにいてもたってもいられなくなり、寝静まった後の子どもを旦那に預けてまで衝動的にレイトショーに行ってきました。
夜一人で出かけるなんて出産してから初めてかも。その理由がエレカシでも内野聖陽でもなくまさかのシン・ゴジラ…。
(話はそれるけど、5年ぶりの夜遊びの心もとなさったらなかった。悪いことをしてるかのようなドキドキとスリル。そして普段はそばをチョロチョロしてる娘たちがいないだけで何か欠けた感じというか手持無沙汰というか。毎日毎日オカーサンオカーシャーンって言われて正直しんどい時もあるのに、いないだけで味方がいなくなったかのような孤独感。超挙動不審になってしまった。)
まったく興味のなかった私をそこまで駆り立てたものはなんだったのか。
はてなのホットエントリーで次々あがるシン・ゴジラに関する記事。まとめサイトの考察。Twitterで流れてくる感想。
毎日目にすることで、「ちょっと特撮の技術が上がっただけちゃうん」「いやいや、庵野信者が実際よりも持ち上げてるだけやろ」→「そんなに面白いなら見てみたい」「なんか見ないと損する気がする」と変わってきました。
で、行ってみたら。
めっちゃ面白い…!!!!!!
行ってよかった、と本当に思う。公開時にシン・ゴジラを映画館でみたっていうことえお将来こどもに自慢できるような映画でした。旦那を誘って2回目行くことも決定しました。衝撃的に面白かった。(2回観に行くのは恐らくブラッド・ピット主演のセブンイヤーズインチベット以来。熱狂的ブラピファンやった。)
これは絶対、SNSがないとみていない映画でした。SNSがあってよかった…!!!(はてなでブログしててよかった…!!!)
ところで(唐突)。
最近キングコング西野の著書【魔法のコンパス~道なき道の歩き方~】を購入しました。発売後にすぐAmazonや楽天から消えて、入荷したと思ったらまた消えて…と少し話題の本。
この本の中に、ちょうど私のシン・ゴジラ観賞までの行動を【革命の起こし方】という視点で分析した箇所があります。
人が時間やお金を割いて、その場所に足を運ぶ動機は、いつだって「確認作業」で、つまりネタバレしているモノにしか反応していない。(p138)
ネットで見て、パンフレットを読んで、「ここに行ってみたい」となる。「これを生で観てみたい」となる。(p140)
今回の私の行動はまさにこれで、読んだときに首が千切れるほどうなずきました。
ストーリー的にネタばれしても差し障りの少ないジャンルだったのもよかったと思うけど、確かに人は「確認作業」を好んでいるのかもしれない。
キングコング西野といえば嫌われ芸人みたいなイメージがあります。確かに今も一部では(大部分では?)嫌われてるんだろうけど、そんな人たちがこの本を読んだらイメージが変わると思います。
若い人だけのものではなく私みたいなおばちゃんでも、
親や先生が考えている「子供向け」というのは、「子供なら、こういうものを好きであってほしい」というエゴなんだよね。(p202)
の部分など親としてハッとさせられたりします。
彼は普段からFacebookで考え方や仕事の方法などを発信しているので、嫌なイメージがある人ほど読んでみると驚きがあるかもしれません。芸人と言われて思い浮かぶ、いわゆる芸人としての笑える面白さはないかもしれませんが。
シン・ゴジラ、まだみていない人は、本当に面白いかどうか映画館で確認してみてください。きっと話に聞いていたより面白いです。
そして最後に近況報告というか、未来報告なのですが、
【転妻、やめることになりました!】
ブログタイトルどうすんねん&色々ゴタゴタがあり死にそうです。がんばります。