中ロ外相 北朝鮮を非難 日米などには自制求める
北朝鮮による5回目の核実験を受けて、ロシアのラブロフ外相と中国の王毅外相が電話会談を行い、北朝鮮を非難するとともに、アメリカや日本、韓国など関係各国に対して、さらに緊張を高めるような行動を控えるよう呼びかけました。
ロシア外務省によりますと、ラブロフ外相と中国の王外相が12日、電話会談し、北朝鮮が今月9日に5回目の核実験を行ったことを非難しました。
そのうえで両外相は「関係各国がさらに緊張を高めるような行動を控えることが重要であることを強調した」ということで、北朝鮮に対して軍事的な圧力をかけるアメリカや、制裁の一層の強化を図る日本や韓国に対して、自制するよう呼びかけました。
さらに「ロシアと中国は、朝鮮半島の核問題を外交的な手段で解決を図ることを目指していく」として、両国と日米韓に北朝鮮を加えた6か国協議の再開を目指す方針を改めて確認しました。
中ロ両国はアメリカが最新のミサイル迎撃システム、「THAAD」の韓国への配備を決めるなど、北朝鮮の脅威を理由にアジア太平洋地域でミサイル防衛システムを展開することを強く懸念しており、これをけん制する狙いがあると見られます。
そのうえで両外相は「関係各国がさらに緊張を高めるような行動を控えることが重要であることを強調した」ということで、北朝鮮に対して軍事的な圧力をかけるアメリカや、制裁の一層の強化を図る日本や韓国に対して、自制するよう呼びかけました。
さらに「ロシアと中国は、朝鮮半島の核問題を外交的な手段で解決を図ることを目指していく」として、両国と日米韓に北朝鮮を加えた6か国協議の再開を目指す方針を改めて確認しました。
中ロ両国はアメリカが最新のミサイル迎撃システム、「THAAD」の韓国への配備を決めるなど、北朝鮮の脅威を理由にアジア太平洋地域でミサイル防衛システムを展開することを強く懸念しており、これをけん制する狙いがあると見られます。