台湾籍放棄を確認へ
民進党の蓮舫代表代行は6日、父親の出身地の台湾籍を放棄したことの確認が台湾当局側から取れないとして、台湾籍放棄の書類を改めて台北駐日経済文化代表処(大使館に相当)に提出した。高松市での記者会見で明かした。
蓮舫氏は会見で「1985年1月21日に日本国籍を取得し、台湾籍の放棄を宣言した」と話した。党代表選立候補に際し、一部で「台湾籍がまだある」との指摘があり、台湾側に確認を求めたが「31年前のことで時間がかかる」との回答があり、改めて提出したという。陣営関係者は「台湾籍が抜けていれば、もう一度放棄の手続きはできない。その証明のために提出した」としている。蓮舫氏は、当時父と代表処に赴き、父が台湾語で手続きしたと説明。「私は台湾語がわからないので、どういう作業が行われたか覚えていない」と述べた。【深尾昭寛】