谷垣氏メッセージ「加藤先生逝去は寂しい限り」
自転車事故で入院中の自民党の谷垣禎一前幹事長のメッセージは、9日に死去した自民党の加藤紘一元幹事長にも触れ、「長年ご指導いただいた加藤先生の逝去は誠に寂しい限りだ。(三女で衆院議員の)加藤鮎子先生に大きく育っていただくためにも、残された我々が頑張らなくてはならない」とした。谷垣グループは旧加藤派の流れをくんでおり、「加藤の乱」の際の谷垣氏は、内閣不信任案への賛成票を投じようとした加藤氏を引き留めた側近でもあった。グループ代表世話人の逢沢一郎衆院議員は「加藤の乱は痛恨事だった。加藤先生は旧来の自民党を超える新しい党を常に模索していた」と振り返った。【高橋恵子】