新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は9月12日、起業家候補(スタートアップイノベーター)支援事業において、認知行動療法に基づいた不眠症治療用スマートフォンアプリの臨床試験を開始すると発表した。
同事業では、サスメドとDeSCヘルスケアが共同で、非薬物療法である認知行動療法のアルゴリズムを用いたスマートフォンアプリの開発を行い、その睡眠改善効果を検証する。さらにサスメドは、治療用ソフトウェアを医療機器として製造販売するために必要な申請手続きを行っていく。
同事業における最初の取り組みとして9月より、神経研究所附属晴和病院および芳和会くわみず病院と連携し、同アプリのプロトタイプを用いた睡眠改善効果検証のための臨床試験が開始される。同臨床試験においてアプリの有効性を検証することで、薬剤に依存しない認知行動療法による不眠症治療の普及を促進していきたい考えだ。