蹴球探訪
奇跡の初優勝見えた レスター・岡崎が激白「試合後はいつも悔しい」(4月27日)
【プロ野球】熱パは終わらない! 内川、とどめの3ラン 連敗を3で止めた2016年9月12日 紙面から
◇ソフトバンク8−5西武ソフトバンクが連敗を3で止めた。サファテは自身の持つパ・リーグ記録に並ぶ41セーブ目を挙げた。打線は序盤に4点を先行し、2点差の6回に内川が17号3ランを放った。西武はソフトバンク戦の6年連続負け越しが確定。 ◇ 連敗を3で止めたのは、主将のバットだった。2点リードの6回2死一、三塁。ソフトバンクの内川が高橋光の真ん中直球を捉えた。打球が右翼テラス席へ届くと「よっしゃ」と叫んだ。4回も中前適時打の4番は、お立ち台で自らの胸の内に触れた。 「うれしかったけど、心の中で『もっと早よ打てや』と」。4打点にもかかわらず、自分を責めたのは1回(2死二塁)、3回(無死一、二塁)の凡退だった。し烈な優勝争い。3番柳田の離脱…。主将で4番にのしかかる責任は、さらに増している。 「点が欲しいところで。今日はさすが4番の仕事」。たたえた工藤監督は、内川の苦しみを案じもする。「気持ちも背負ってるものも分かるけど。みんなで分かち合った方がいい」。その気遣いを、内川はやんわり辞退した。 「背負うものを軽くして結果が出るならそこまでの人間。背負った上で何とかしたい。『おまえが背負え』って言われたのはありがたいこと」。内川とはこういう男だ。 前夜。球場のテレビには広島ナインが映っていた。大分、宮崎自主トレに伴った鈴木が2打席連発。「一緒に(練習を)やった人の活躍はうれしい。同時に、負けられない思いもあるし、刺激になった。成績では現状、完全に負けてるんで」。鈴木が神ってるなら、内川は「背負ってる」。残り14戦で首位日本ハムとは再び0・5差。「最後、一番いい形で終われるように、みんなのために頑張りたい」。その思いは1ミリも動かない。 (森淳) PR情報
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