ボーガン持ちアパート自室に立てこもり 東京 立川

ボーガン持ちアパート自室に立てこもり 東京 立川
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東京・立川市のアパートで20代の住人が自室にボーガンのようなものを持って立てこもっていて警視庁が説得を続けています。これまでのところ人質やけがをした人はいないということです。
警視庁によりますと、12日午後3時すぎ「自分の息子と連絡が取れない」と110番通報がありました。警察官が東京・立川市富士見町のアパートに駆けつけたところ、1階の部屋で29歳の住人がボーガンのようなものをもって立てこもっていたということです。これまでのところ特に要求はないものの警察官の問いかけにも何も答えていないということです。

人質やけがをした人はいないということですが、警視庁は念のため同じアパートの住民を避難させ周辺の通行を規制したうえで説得を続けています。
現場はJR立川駅から西におよそ1キロ離れた住宅街です。

「静かな場所で子どもも多く怖い」

現場近くの住宅に住む95歳の女性は、「午後4時前にパトカーがサイレンを鳴らして近くに来たのでとても驚きました。自宅の窓からはパトカーが5、6台見えますが、何が起こっているのかわかりません。このあたりはふだんは人通りの少ない静かな場所で近くに小学校があり子どもも多い地域なので怖いです」と話していました。

現場近くの小学校・保育園は

現場近くにある立川市立第四小学校の校長は、「すでに授業は終わり、ほとんどの児童は帰宅している。学校の近くで立てこもりが起きたので、学童保育で残っていた20人ほどの児童の保護者には迎えに来るように連絡を取り、順次、帰宅させている。子どもの安全がいちばんなので、安全確保に努めたい」と話していました。

現場に近い保育園では午後4時すぎから保育園の入り口で職員と警察官の2人が警戒にあたるとともに、ふだんよりも早めに子どもを迎えに来るよう保護者に呼びかけたということです。
保育園の職員は「住宅街にある静かな場所でこのようなことが起こるとは想像もしていませんでした」と話していました。