はしか感染拡大 関西空港周辺の自治体に説明会

はしか感染拡大 関西空港周辺の自治体に説明会
関西空港を中心にはしかの感染が広がっている問題で、大阪府は12日、空港周辺の自治体を集めた説明会を開き、新たな感染者が出た場合は関係機関と速やかに連絡を取り合うことなどを確認しました。
関西空港では、11日までに、従業員33人がはしかと診断されたほか、空港の利用者からもはしかの感染者が出ていて、大阪府などが関連を調べています。

府は12日、空港がある大阪・泉佐野市の保健所で周辺の12の市と町の担当者を集めた説明会を開きました。
そして、保育所や公共施設などで新たな感染者が出た場合は周辺の自治体などと速やかに連絡を取り合い、感染の拡大に備えることなどを確認しました。
出席した泉佐野市の担当者は「はしかのワクチンを打ちたいという問い合わせも多く寄せられている。保健所などとも連携しながら市としてできる対策を進めたい」と話していました。

今回のはしかの感染拡大を受け、大阪府は、国にワクチンの確保を要望したほか府内の自治体を通じて2回の定期接種を受けるよう呼びかけています。