大阪府立消防学校 78人が発熱など訴え休校に

大阪府立消防学校 78人が発熱など訴え休校に
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大阪の府立の消防学校に通う80人近くが発熱やのどの痛みを訴えて学校を休み、学校は原因が特定できるまで休校することを決めました。
関西空港を中心にはしかの感染が広がっていますが、今のところはしかと診断された学生はいないということです。
大阪府によりますと、大東市の大阪府立消防学校に通う数人が10日から発熱やのどの痛みなどを訴え、週明けの12日、同じような症状を訴えて学校を休む学生が4つのクラスの78人にまで増えたということです。
症状を訴えている人は、休んでいない人も含め142人に上っているということです。

学校によりますと、症状が出ているのは主に18歳から19歳の学生で、重症の患者はおらず、いずれも快方に向かっているということです。
すでに病院で診察を受けたおよそ20人は、全員、咽頭炎など通常のかぜの診断を受けたということで、はしかとは診断されなかったということです。

大阪府立消防学校は277人が通う全寮制で、原因が特定できるまで休校することを決めました。府は寮の中で集団感染が起きたと見て、感染ルートの特定を急いでいます。

大阪府政策企画部危機管理室消防保安課の浅井敏彦参事は、「78人の欠席者は発熱やのどの痛みを訴えていて病院の診察を受けている。これまでのところはしかという診断を受けたという情報はないが、休校の措置をとり原因究明を進めている」と話しています。