PS4 Proは一体誰が買うべきなのか
世の中iPhone7の話題で一色の中、同日にSonyがPS4のパワーアップ版であるPS4 Pro を発表しました。このハードが一体誰が買うべきなのかを考えてみました。
スペック比較
まずは、通常PS4とのスペック比較です。赤字部分が差分箇所です。
名称 | プレイステーション 4 Pro | プレイステーション4 |
価格 | 4万4980円(税抜) | 3万9980円(税抜) |
CPU | x86-64 AMD "Jaguar", 8cores (動作クロック向上) |
x86-64 AMD "Jaguar", 8 cores |
GPU | 4.20 TFLOPS,
AMD Radeon based graphics engine |
1.84 TFLOPS,
AMD Radeon based graphics engine |
メモリ | GDDR5 8GB | GDDR5 8GB |
HDD | 1TB | 500GB |
外形寸法 | 295mm×55mm×327mm | 275mm×53mm×305 mm |
消費電力 | 最大310W | 最大250W |
重量 | 3.3kg | 2.8kg |
WiFi | IEEE 802.11 a/b/g/n/ac | IEEE 802.11 b/g/n |
基本的な変更箇所は、CPU、GPUのパワーアップですね。その分筐体サイズや重量が増加しています。
PS4 Proでできること
一番の目玉ゲームの4K対応ですね。また、対応するテレビがあれば発売済みのゲームもハイフレームレートになるということが発表されています。
もう一つの差はPS VRを使用した際にも、通常PS4よりフレームレートが向上し、より深いVR体験ができると謳っています。VRはまだ体験したことがないので、比較しようがないですが、PS VRの使用はPS4 Proが標準になっていくような気がします。
明るさの諧調が拡大されるHDR (ハイダイナミックレンジ)対応は、今後通常のPS4にもアップデートで追加されるので、PS4 Proの大きな利点にはなりません。
4Kブルーレイ(Ultra HD Blu-ray)は再生不可
一方残念なのは4Kブルーレイ(Ultra HD Blu-ray)が再生不可ということです。PS4 Proが明らかに4Kテレビを持っているようなハイエンド層に向けたものなので、この仕様は残念です。もし対応したら、4Kブルーレイが一気に普及するきっかけになったかもしれません。今後のアップデートでの機能追加に期待したいと思います。
結論
以下の条件を2つ以上満たす人は今すぐ買っても後悔しないかと思います。
- 4Kテレビを持っている。または購入する予定がある。
- PlayStation VRでバリバリゲームをする予定だ。
- PS4のソフトをたくさん持っている。
一方、ペルソナ5やFF15をやりたいがPS4を持っていないようなカジュアルゲーマーは、同時発表された新型PS4で十分だと思います。
よくよく考えてみたら、PCで4Kでゲームをする場合、5万以上のグラボが必須ですよね。それを考えたらPS4 Proの4万4980円は破格の安さかもしれません。管理人は、PS VRの予約戦争に敗北したので、ひとまず様子見します。