「散財しているわけではないのに、なぜか貯蓄が全然増えない…」と悩んでいる方はいませんか。もしかしたらお金を貯める方法にそもそも問題があるのかもしれません。
そこで、そんな人がしてしまいがちな間違った貯蓄術をご紹介します。
ぜひ、ご自身が当てはまっているところがないかチェックしてみてください。
貯金が苦手な人の特徴とは
お金が貯まらない人の特徴として、何にいくらお金を使っているのか、把握ができていないという方が多くみられます。
お金を貯めたいから節約しなきゃと意識はしているので、そんなに無駄遣いしているつもりはないけれど、気がついたら月末にはお金がなくなっているという方は多いのです。
そんな、お金が貯まらない人がしてしまいがちな貯金方法をご紹介します。
1.残ったお金を貯める
貯蓄が苦手な人の特徴としては、「毎月残ったお金を貯蓄しよう」と考えている人が多いということです。
お金を貯められる月もあれば、その月の使い方によっては赤字になる月もあり、なかなかお金を貯めることが難しくなります。貯金口座に回すつもりだったお金が普段の口座に残っていると、ついつい使ってしまうこともあります。
2.ひとつの口座に貯める
1つの口座にお金を貯めると、残高がぐんぐん伸びていき、それを見るのは楽しいものです。しかし、この方法では、複数ある目標のうち「どれ」に「いくら」貯まっているかを区別するのが難しくなります。
家を買うための貯金と育児資金をその口座に貯めていたら、同じお金を頭の中で重複してカウントしてしまうこともあり、実際の貯金額に対して誤った自信を持つことになるかもしれません。
3.収入がもっと増えたときに貯める
これはお金が貯まらない人の典型的な言い訳の代表格です。
何か特殊な事情を抱えている人を除けば、単なる言い訳にしかなりません。この手のことを言う人は、大抵の場合、たとえ収入が増えても貯蓄ができないことが多いようです。
4.できるだけ多くのお金を貯める
貯金を最優先にしてしまうと、形のない強迫観念に襲われる可能性があります。貯金の座高ばかりが気になって、その他のことが目に入らなくなってしまうのです。
貯金する際には、その他の目標を犠牲にしていないか、十分に確認してください。
5.特別な出費を考えずに貯める
棚ぼたで臨時収入を得たときや、気持ちが大きいときだけ大金を貯金する方法では、「全か無か」の貯蓄家になってしまいます。
そうなっては、何か大きなことをするたびに、いちいちスリルを感じなければならなくなります。
6.貯金できるときにまとめて貯める
大きな支出になるライフイベントについては、前もって具体的に予測しておく必要があります。不意の出費でお金がなくなる人は、このケースです。
あらかじめ出費を予測して、冠婚葬祭用や住宅購入用・教育費用などにお金を分けて、貯めていくことが大事です。
それぞれの出費をどのお金から払うのかを、きちんと決めておきましょう。手をつけないお金からは出してはいけません。
7.老後のために貯める
20代、30代で、5年後、10年後の夢のために貯金するのは正解です。しかし、「老後のため」はダメです。
20代から月3万円や4万円を、コンスタントに老後のために貯めるのは、今の自分のために使えないということです。20代、30代でたっぷり自分に投資して、40代以降の収入を増やしてしまえば、老後のために貯めるのはそれからでも十分間に合います。