「君の名は。」見てきました。
土曜日の夜に1人きりで新宿TOHOまで行って。
(どうでもいいですが、これが初の一人映画でした。もう何でも1人でできちゃうね・・)
前評判も良かったし、満員御礼だし、ほぼすべての映画を「おもしろい」と感じる私は期待に胸を膨らませて見ました。
すごい面白かった。面白かった。んだけど、面白かったんだけど・・・。
映画の見かたって、人それぞれだと思うんですが私は「誰かしらに感情移入をすることで(映画の一部になった気持ちで)見る」スタイルなんですね、多分。誰に教わったわけでもないけど。
ゴジラはまるで自分の街が消えるかのような気分だったし、山岳遭難系は遭難した気持ちになって苦しくなるし、海難系は見られない。
高校生の恋愛モノに、もう感情移入ができなくなってきている事に気付かされてしまいました。そりゃそうなんだけどさ、31歳、子供も生まれて、青春なんかずっと前に終わってる。あーあ、いつの間に終わってたんだろ?
「当事者」じゃなくて「思い出」の感情を引っ張りだしてこなきゃいけなくなってしまった。恋愛ってなんだっけ?あぁ、苦しい事とか、言えない気持ちとか、そういうのいっぱいあったなぁ。電話がつながらなくてザンネンな気持ちなんて、もう10年ぐらいなってないなぁ「でろやクソ!なにしてんの!?」としか思ってないなぁ・・。。
そして、もう、純粋な気持ちで新しい恋愛の感情は生まれないのだなぁ。
(結婚してからも恋愛しましょう族は居ると思うんですが、それはまた別の話)
そういえば、ズートピアも、両親のほうの気持ちになったな・・・
いつの間にこうなってしまったんだろう。
子供を生んで失った一番大きなものは、青春っぽい映画に共感できる気持ちなのかもしれないな。知らないうちになくなってしまった。
なんにせよとてもおもしろかったし、RADWINPSとかめっちゃイイしもっかい見たいです。ただ、映画と外の感情が生まれてしまっただけで。
- 作者: 新海誠,東宝,コミックス・ウェーブ・フィルム,角川書店
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余談ですが、初めてDVDを買うほど面白かった映画が「モテキ」で、まぁ何って、もう共感の嵐だったからなんです。下北ヴィレバン前で待ち合わせして飲んでカラオケいって家いったら朝日が登ってきてフェスで。
あの映画が、あと5年後に公開されてたら、戻れない自分を悔やんで死んだ気がするので、公開が4年前で本当に良かったです。