デジタル放送におけるコピー制御として、無料放送にもかかわらず スクランブルされて送信されている信号をデコードするため、 テレビやレコーダーといったデジタル放送受信機に挿入する必要があるB-CASカードですが、 9月16日に東芝が発表した液晶テレビ、「REGZA」シリーズのうち、 「ZX9000」「Z9000」に搭載された「地デジ見ながらW録」機能の説明に興味深いものが。 地上デジタルチューナーを3基搭載し、 2番組を同時録画しながら別の番組を視聴可能というものなのですが、 なお、デジタル放送受信用の「B-CASカード」は1枚で2系統のデコードまでしか許可されていないため、2枚のB-CAS(うち1枚は地デジ専用の“青”カード)を装着する必要がある。 だそうで、B-CASカード2枚挿しって…。 何でそんな制限がかかってるんでしょう? 例えば、アースソフトのPT1(すでに後継のPT2が発売になっていますが)では、 地デジ×2、BS/CS×2の4番組同時視聴が可能とされているので、 デコード2系統の制限は、技術的なものではないようですね。 B-CAS がなぜ 6枚も必要なのか聞いてみた (CELL REGZA ブース)より 「制度的なものです。技術的には B-CAS x 1枚でカバーできるので、弊社としてはそうしたいと主張しているんですが…。」 B-CASクソすぎる(--;) 10月5日に発表された「CELLレグザ 55X1」では、 11基(!)の地デジチューナーと、3基のBS/110度CSデジタルチューナーを搭載。 これにより、地デジ専用B-CAS青カード5枚に、 3波共用赤カード1枚の計6枚を挿入して実現するという力業ですが(^_^;)、 3系統のBS/110度CSデジタルチューナーに対し、B-CAS赤カードが1枚というのは? 2番組同時録画しながら別の番組を視聴するには、もう1枚必要になる気がしますが…。 B-CASカードはB-CASとの契約が伴うものですから、 受信機1台につき1枚で済ませられるようにすべきだと思いますけどね。 1枚発行するごとに料金もかかるわけですし。 B-CASカードのおかしさも露呈されてしまっているわけで、 よくこの仕様でB-CASが認証したなぁ、とも思うわけですが(^_^;) 放送を暗号化するだけなら、なにもカードでする必要ないじゃん。 |
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