出光 昭和シェルの株式取得を来月以降に延期と発表
石油元売り大手の出光興産は、創業家が反対する経営統合に向けて、今月に予定していた昭和シェル石油の株式の取得を、公正取引委員会の審査が長引いていることを理由に、来月以降に延期することを正式に発表しました。
出光興産は、経営統合に向けて今月中に予定していた、昭和シェル石油の株式の取得を「来月から11月の間」に延期したと、7日に発表しました。
延期の理由は、昭和シェル石油との経営統合に、独占禁止法上の問題がないかどうかを確認する公正取引委員会の審査が長引いているためだとしています。
一方で、来年4月に経営統合するという全体のスケジュールには、影響はないとしています。
この経営統合には、出光興産の大株主である創業家が反対していて、会社側が昭和シェル石油の株式を計画どおりに取得できないよう対抗策を講じたり、出光の大株主で、創業家が影響力を持つ財団法人が統合への反対決議を行うなど、対立が一段と激しくなっています。
出光興産としては、創業家側の対抗策をかわす手段として、取得する昭和シェル石油の株式を減らすことを検討する一方で、創業家などの説得を続けたい考えですが、創業家側は会社側との協議を拒否していて、統合計画の行方は不透明さが増しています。
延期の理由は、昭和シェル石油との経営統合に、独占禁止法上の問題がないかどうかを確認する公正取引委員会の審査が長引いているためだとしています。
一方で、来年4月に経営統合するという全体のスケジュールには、影響はないとしています。
この経営統合には、出光興産の大株主である創業家が反対していて、会社側が昭和シェル石油の株式を計画どおりに取得できないよう対抗策を講じたり、出光の大株主で、創業家が影響力を持つ財団法人が統合への反対決議を行うなど、対立が一段と激しくなっています。
出光興産としては、創業家側の対抗策をかわす手段として、取得する昭和シェル石油の株式を減らすことを検討する一方で、創業家などの説得を続けたい考えですが、創業家側は会社側との協議を拒否していて、統合計画の行方は不透明さが増しています。