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 外務省の金杉憲治・アジア大洋州局長は11日、同省で米国務省のソン・キム北朝鮮政策特別代表と会談し、核実験と弾道ミサイルの発射を繰り返す北朝鮮に「最大限の強い措置」を取るため、国連安全保障理事会などで緊密に連携する方針を確認した。

 キム氏は会談後、記者団に、北朝鮮への追加制裁について「独自制裁を含め、あらゆる可能性を視野に入れている」と説明。北朝鮮に影響力を持つ中国に対しても、制裁に協力するよう求める考えを示した。

 キム氏は、北朝鮮の核問題をめぐる6者協議で米国の首席代表を務める。12日からは韓国を訪問し、日米韓の連携強化を確認する。(武田肇