外務省の金杉憲治アジア大洋州局長は11日、外務省内で米国務省のソン・キム北朝鮮担当特別代表と会談した。9日の北朝鮮による核実験について「断じて容認できない」との認識で一致。北朝鮮への追加制裁については「最大限の強い措置」を目指す方針でも一致した。
キム氏は会談後、記者団に「北朝鮮の脅威から同盟国を守るため米国は全力を尽くす」と強調した。日米両国は国連安全保障理事会で追加制裁決議を各国に働きかけるとともに、独自制裁を検討するとした。北朝鮮に影響力の持つ中国には制裁措置の確実な実施を求める方針を確認した。
日米両国は9日の安倍晋三首相とオバマ大統領による電話協議で、北朝鮮への新たな経済制裁が必要だとの認識で一致している。
金杉、キム両氏は北朝鮮の核問題を巡る6カ国協議で日米の首席代表。