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豊洲盛り土問題、当時の座長「改めて精査する必要」

TBS系(JNN) 9月11日(日)21時15分配信

 豊洲新市場で土壌汚染対策の「盛り土」が一部で行われていなかった問題で、当時の専門家会議の座長が、JNNの取材に対し「改めて精査する必要がある」と語りました。

 2007年から行われた専門家会議では、豊洲新市場の土壌汚染対策として、敷地全体に4.5メートルの盛り土を行うことを提言していました。しかし、東京都は専門家会議に報告することなく、独断で敷地のおよそ3分の1に盛り土をしなかったことが明らかとなっています。

 東京都の小池知事は、専門家会議で座長を務めた放送大学・和歌山学習センターの平田健正所長に見解を聞く方針です。平田氏はJNNの取材に対し、「専門家会議の提言の前提条件が変わってしまっている」「有害物質が気化してくるのか、どのくらい濃度があがってくるのか、改めて精査する必要がある」と話しました。(11日17:01)

最終更新:9月12日(月)1時18分

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