【広島】塹江、ほろ苦デビュー戦、1死しか奪えず6失点、防御率162・0!!
2016年9月11日18時17分 スポーツ報知
◆巨人8―0広島(11日・東京ドーム)
高卒2年目左腕の広島・塹江(ほりえ)敦哉投手(19)がプロ初マウンドに立ったが、ほろ苦デビューとなった。2点ビハインドの7回から3番手で登板。先頭・長野に初球の真っすぐをいきなり左中間席に運ばれた。「緊張したつもりはなかったけど、2軍でファウルを取れる球が1球で捉えられた」。初登板の初球被弾はプロ8人目の屈辱となった。
これで動揺したのか、続く亀井に左前安打を浴びると、坂本、阿部を連続四球で歩かせた。無死満塁から村田は遊直に抑えたが、ギャレット、大田に連続適時打を浴び降板。1死しか取れず、6失点となった。「せっかく坂本さん、阿部さんと勝負できるチャンスで四球を出したのが一番悔やまれます」と肩を落とした。
これで防御率は162・00。往年の広島のエース左腕だった大野が、デビュー戦となった1977年9月4日の阪神戦(広島)で1死しか取れずに5失点(5自責)で降板。防御率135・00で1年目を終えたが、これ以上の数字となった。
降板後には三塁ベンチで緒方監督から「1個アウトを取れたやないか。次は2つ取れ」と励まされたという。「優勝が決まって投げさせてもらいましたが、自分が目指しているのはシーズンで戦うこと。1球1球大事にしっかり結果を出したい」とリベンジを誓った。