連載
「運命の出会い」は作れる! 結婚できないと諦めるのはまだ早い

時代は変わった? 今やアプリでの出会いが常識になりつつある

「pairs」広報の田山さん。オンラインデーティングについて熱く語ってくれた

 

■私たちは出会い系ではなく、“オンラインデーティング”と呼んでいます

 

これまで、ネットでの出会いと言うといわゆる「出会い系」のイメージだった。なかには、サクラがいたり詐欺が横行する場合もあり、出会い系には不信感がつきまとっていた。だが、今、注目を集めている恋愛・婚活アプリは、これまでの「出会い系」とは一線を画する。

 

数ある恋愛・婚活アプリのなかでも、「pairs」は400万人を超えるユーザーを抱えており、国内最大の規模を誇るマッチングサービスだ。「pairs」を運営する「株式会社エウレカ」の広報・田山慶子さんに今どきの恋愛・婚活アプリについて聞いた。

 

「ひと昔前は出会うことがゴールの『出会い系サイト』のイメージが強くありましたが、私たちが提供しているサービスはそれとはまったくの別物で“オンラインデーティング”と呼ばれているものです。出会うだけでなく、恋愛から結婚を目的とした出会いを提供するオンライン上のサービスです。

 

『pairs』を400万人ものユーザーが使っている理由には、高い安全性が挙げられます。アカウント登録時には、「Facebook」アカウントを連携させる必要があり、登録者が怪しい人物ではないかという点を見ています。プロフィール画像や自己紹介文の更新もすべて人の目で24時間365日監視しています」

 

登録時の厳しい審査を通過したあとも、ユーザーが不快な思いをしないように配慮されている。不快感を与えるような使い方をしているユーザーには運営側から注意をしたりアカウントを停止することもある。

画像:婚活アプリ「pairs」イメージ

「pairs」の登録画面。Facebookアカウントでログインする必要がある

 

■アメリカではネットでの出会いが当たり前

 

「アメリカでは既婚カップルの1/3がネットで出会っていたり、日本では今のところ禁止されているテレビCMの放送も可能で、路面広告が大手高級ファッションブランドの隣に貼り出されていたり、オンラインデーティングが「文化」として市民権を得ています。

 

買い物やタクシー、あらゆるサービスがECやアプリになっているように、『恋愛して、結婚する』これも当たり前のようにアプリ化されていくのではと思います。日本人には、人に気づかれずに出会いたいというニーズがありますが、国内でオンラインデーティングが「文化」として広まるとともに、徐々に変化していくのではないでしょうか。

 

『恋愛して、結婚する』ということは、自然のことですよね。人に隠れて使うものではなく、恋愛・婚活アプリを通じた出会いも当たり前のものとして、もっとオープンにできるようなサービスをこれからも目指していきます」

 

日本ではまだ浸透していないが、アメリカではユダヤ人専用、インド人専用などの人種ごとのサービスや、同性愛者やベジタリアン向けのサービスなど、すでに大きな市場ができあがっている。

 

デーティングアプリを使うことによって、これまで出会えなかった人とつながれたり、出会いのチャンスが格段に増える。相手を年収や職業などの条件で探し、出会う前から相手を絞れるので効率的だ。

画像:3枚目

「エウレカ」社内に「pairs」で結婚したカップルの写真が飾られている。「pairs」で結婚したカップルのレポートはこちら

 

■「pairs」の女の子たちは真剣な出会いを求めています!

 

「男性だけでなく女性も真剣なんです。プロフィールに、年収や喫煙の有無、子育ての意思、家事の参加など、結婚後の生活を想定した質問を設定しています。なので、本気じゃない人は自然と離れていくんです」

 

結婚を想起させるような質問項目や「pairs」登録時に本人確認書類の提出が必要であるため、サクラが入り込みにくく、結婚を前提としたパートナーを探しやすい。

 

「『pairs』を使えば、これまで出会えなかった人たちと出会えます。会う前にお互いのことを知れるのも特徴ですね。何も知らないで出会うよりも、お互いの理想条件や価値観を理解したうえで会えるので、おのずと結婚への近道となります」

 

これまでネットでの出会い=不純と見られがちだったが、この図式は壊れつつある。ネットで真剣にパートナーを探せるような環境が整い、アプリによる出会いが広まっている。

 

一方、婚活を語るうえで外すことのできない結婚相談所。婚活アプリ台頭以前から、相談所が考える現代の婚活事情はどのようなものなのだろうか。結婚相談所へ現代の婚活事情を聞いてきた。

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この情報は2016年9月9日現在のものです。

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