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「こち亀」効果!神田明神入場者20倍 11日まで絵巻展示

スポニチアネックス 9月11日(日)9時11分配信

 連載終了が発表された週刊少年ジャンプ(集英社)の長寿漫画「こちら葛飾区亀有公園前派出所」の絵巻が奉納された神田明神(東京都千代田区)の資料館に、普段の20倍の来館者が訪れていることが10日、分かった。

 通常土日のみ開館だが、絵巻が奉納された3日以降は平日も開館。神社によると「普段の来館者は1日10人程度だが、今週は毎日100人以上。土日は200人を超える勢い」という。

 絵巻は正式名称「“こちら葛飾区亀有公園前派出所”連載四十周年 江戸総鎮守神田明神遷座四百周年記念奉納絵巻」。全長約8メートルの和紙に、A3判の17枚の絵が連なっている。戦後から現代の東京を舞台に、原作者・秋本治氏が描いた「こち亀」キャラが躍動。ベーゴマやゲームボーイなど子どもの遊びのほか、ポケベルや携帯、神社の地元・秋葉原の移り変わりなども描かれた。

 神社は3日の奉納式で「この時代の生活風俗がわかるもの」と感謝の言葉を述べていた。

 夫婦で訪れた都内の男性(43)は「江戸時代の絵巻と並んで置かれていた。こち亀絵巻も何百年も後の日本人に見られ、今の時代を想像する資料になるんでしょうね」と感慨深げ。男女問わず幅広い年齢層が訪れている。

 神社には約3000点の所蔵品があり、うち約150点を資料館に展示。神田明神を“聖地”とするアニメ「ラブライブ!」の絵馬やお守りもある。神社の権禰宜(ごんねぎ)で資料館担当の岸川雅範さん(42)は「古いものを残しつつ、新しいものを取り込むのが資料館の仕事」と話した。漫画やアニメとのコラボには「今も昔も、神社は神聖であり遊び場。古くは銭形平次もウチとのコラボ」とした。

 展示は11日まで。その後は日本橋高島屋で開催の「こち亀展」(14~26日)に展示され、再び同神社に戻る。展示するかは未定という。

最終更新:9月11日(日)9時11分

スポニチアネックス

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

「うん、核融合炉を作ったよ」
核融合こそ未来のエネルギー問題への答えであり、子どもにだって世界は変えられる、テイラー・ウィルソンはそう信じています。そして彼はそのどちらにも取り組んでいます。14歳の時に家のガレージで核融合炉を作り、17歳となった今、直前の依頼に応えてTEDのステージで自分の物語を(手短に)語っています。