アントニオ猪木参院議員 8日から訪朝へ

アントニオ猪木参院議員 8日から訪朝へ
8日から北朝鮮を訪問するため、アントニオ猪木参議院議員が、経由地の中国・北京に到着しました。ピョンヤンで北朝鮮側の要人と会談し、日朝関係などについて意見を交わすものとみられます。
アントニオ猪木参議院議員は、8日から今月13日までの日程で北朝鮮を訪問する予定で、7日に日本を出発し、経由地の中国・北京に到着しました。
猪木氏は、北京の空港で報道陣に対し、「われわれは、北朝鮮とスポーツを通じた交流を長年続けている」と述べ、スポーツ交流や現地の視察が訪問の目的だと説明しました。また、滞在中に会談する人物として、キム・ヨンナム最高人民会議常任委員長の名前を挙げるとともに、「いろいろな人が出て来るだろう。ざっくばらんな本音の話ができると思う」と述べ、このほかの要人とも会談して、日朝関係などについて意見を交わすものとみられます。
北朝鮮は、スポーツ振興に力を入れていることから、キム・ジョンウン(金正恩)朝鮮労働党委員長の側近で、国家体育指導委員長のポストに就いているチェ・リョンヘ副委員長が、猪木氏の訪問に合わせて姿を見せるのか注目されます。
猪木氏は、ことし4月にも北朝鮮を訪問する予定でしたが、参議院議院運営委員会の理事会から取りやめるよう求められたことを受け、訪問を見送っていて、北朝鮮を訪れるのは、おととし8月以来です。