リオパラリンピック あす開幕 東京大会に向け高まる関心
オリンピックに続いて、南米で初めて開かれるリオデジャネイロパラリンピックが、日本時間の8日開幕します。2020年の東京大会に向けて障害者スポーツへの関心が高まる中、選手たちの活躍に注目が集まります。
リオデジャネイロパラリンピックは、7日の午後6時すぎ(日本時間の8日午前6時すぎ)から開会式がマラカナンスタジアムで行われます。
大会は12日間の日程で開かれ、カヌーとトライアスロンが新たに採用されて22の競技が実施されます。
161の国と地域、それに難民選手団を合わせた、およそ4300人の選手が参加する予定ですが、国家主導のドーピング問題でロシアの参加は認められませんでした。
日本からは、17の競技に合わせて132人の選手が参加します。史上最多の52個のメダルを獲得した2004年のアテネ大会以降、アジアを中心に障害者スポーツの強化に力を入れる国が増え、日本のメダルの数は、2008年の北京大会が27個、2012年のロンドン大会が16個と減っています。
2020年の東京大会の開催が決まり、JPC=日本パラリンピック委員会は今大会、金メダル10個、メダルの総数では40個と高い目標を掲げています。障害者スポーツへの関心が高まる中、選手たちがどのような活躍を見せるか注目が集まります。
大会は12日間の日程で開かれ、カヌーとトライアスロンが新たに採用されて22の競技が実施されます。
161の国と地域、それに難民選手団を合わせた、およそ4300人の選手が参加する予定ですが、国家主導のドーピング問題でロシアの参加は認められませんでした。
日本からは、17の競技に合わせて132人の選手が参加します。史上最多の52個のメダルを獲得した2004年のアテネ大会以降、アジアを中心に障害者スポーツの強化に力を入れる国が増え、日本のメダルの数は、2008年の北京大会が27個、2012年のロンドン大会が16個と減っています。
2020年の東京大会の開催が決まり、JPC=日本パラリンピック委員会は今大会、金メダル10個、メダルの総数では40個と高い目標を掲げています。障害者スポーツへの関心が高まる中、選手たちがどのような活躍を見せるか注目が集まります。
看板交換で最後の準備
パラリンピックの開幕を翌日に控え、大会のメイン会場では一部の看板などをオリンピックからパラリンピックのマークが入ったものに取り替えるなど、最後の準備が行われました。
オデジャネイロ大会では、コストカットを図るため、看板や装飾の多くが、オリンピックとパラリンピックで共通のデザインとなっています。
開幕を翌日に控えた6日は、一部の看板のみを取り替える作業が行われました。このうち大会のメイン会場となるバッハ地区のオリンピックパークでは、公式グッズを扱うショップの看板をパラリンピックのエンブレムが入ったものに替えられました。
また、パークの中央には、オリンピックの五輪の旗に代わって3本の曲線からなるパラリンピックの旗が掲げられました。
一方で、会場を覆う幕は、ほとんどが「RIO2016」や両大会共通のスローガンが描かれていて交換の必要がなく、大会の組織委員会が力を入れてきたコストカットへの工夫が見て取れます。
オデジャネイロ大会では、コストカットを図るため、看板や装飾の多くが、オリンピックとパラリンピックで共通のデザインとなっています。
開幕を翌日に控えた6日は、一部の看板のみを取り替える作業が行われました。このうち大会のメイン会場となるバッハ地区のオリンピックパークでは、公式グッズを扱うショップの看板をパラリンピックのエンブレムが入ったものに替えられました。
また、パークの中央には、オリンピックの五輪の旗に代わって3本の曲線からなるパラリンピックの旗が掲げられました。
一方で、会場を覆う幕は、ほとんどが「RIO2016」や両大会共通のスローガンが描かれていて交換の必要がなく、大会の組織委員会が力を入れてきたコストカットへの工夫が見て取れます。
街のバリアフリー化に課題
パラリンピックをきっかけに、競技会場では選手が車いすのままバスに乗り降りできるスロープが設けられるなど、バリアフリー対策が進んでいますが、市街地では計画どおりに整備が進まず、大会の効果を一般にまで広げられるかが課題になっています。
大会のメイン会場のオリンピックパークでは、車いすバスケットや車いすラグビーが行われるカリオカアリーナの選手の出入口付近に、車いすのままバスに乗り降りできるスロープが設置されました。
また、視覚障害者の競技、ゴールボールが行われるフューチャーアリーナには、点字が施された会場の案内図が整備されるなど、競技会場でのバリアフリー対策は順調に進んでいます。
また、観光地となっている中心部のイパネマ海岸やオリンピックパークがあるバッハ地区の海岸には、車いすのまま砂浜にアクセスできるスロープも設けられました。
このうちバッハ地区の海岸では、地元のNPO団体が障害のある人たちに特殊な車いすを使って海水浴を楽しんでもらおうという取り組みを始めるなど、パラリンピックをきっかけにバリアフリーの動きは進んでいます。
しかし、市街地では、スロープの設置は一部にとどまり、海岸沿いの歩道は段差のある石畳も多く、車いすを利用する人や視覚障害者にとっては危険だという指摘があります。
市の観光局は、パラリンピックの開幕までに競技会場以外にコパカバーナ地区やバッハ地区など12か所で車いす利用者のためのスロープの設置などを進める計画を掲げていましたが、実際に工事ができたのは一部で、大会の効果を一般にまで広げられるかが課題になっています。
大会のメイン会場のオリンピックパークでは、車いすバスケットや車いすラグビーが行われるカリオカアリーナの選手の出入口付近に、車いすのままバスに乗り降りできるスロープが設置されました。
また、視覚障害者の競技、ゴールボールが行われるフューチャーアリーナには、点字が施された会場の案内図が整備されるなど、競技会場でのバリアフリー対策は順調に進んでいます。
また、観光地となっている中心部のイパネマ海岸やオリンピックパークがあるバッハ地区の海岸には、車いすのまま砂浜にアクセスできるスロープも設けられました。
このうちバッハ地区の海岸では、地元のNPO団体が障害のある人たちに特殊な車いすを使って海水浴を楽しんでもらおうという取り組みを始めるなど、パラリンピックをきっかけにバリアフリーの動きは進んでいます。
しかし、市街地では、スロープの設置は一部にとどまり、海岸沿いの歩道は段差のある石畳も多く、車いすを利用する人や視覚障害者にとっては危険だという指摘があります。
市の観光局は、パラリンピックの開幕までに競技会場以外にコパカバーナ地区やバッハ地区など12か所で車いす利用者のためのスロープの設置などを進める計画を掲げていましたが、実際に工事ができたのは一部で、大会の効果を一般にまで広げられるかが課題になっています。