北朝鮮のミサイル 米が日韓に高官派遣し対応協議へ

北朝鮮が弾道ミサイルの発射を繰り返していることを受けて、アメリカ政府は、北朝鮮問題を担当するソン・キム特別代表を来週、日本と韓国に派遣し、対応策を協議する方向で調整を進めています。
北朝鮮は、ことしに入り、弾道ミサイルの発射を繰り返していて、5日も朝鮮半島の西側から3発の弾道ミサイルを発射して、日本海上の日本の排他的経済水域内に落下したと見られています。
複数の外交筋によりますと、こうした事態を受け、アメリカ政府は、国務省で北朝鮮問題を担当するソン・キム特別代表を来週、日本と韓国に派遣する方向で調整を進めているということです。
ソン・キム特別代表は、日本で外務省の金杉アジア大洋州局長と、韓国ではキム・ホンギュン(金※ホン均)朝鮮半島平和交渉本部長と会談する予定です。
北朝鮮が弾道ミサイルの発射を繰り返していることについて、オバマ大統領は日米韓3か国の脅威だと非難し、北朝鮮への制裁の履行を徹底していくことが重要だと強調しています。
このため、ソン・キム特別代表は、今回の訪問で日米韓3か国の連携を確認するとともに、北朝鮮のさらなる挑発行為を阻止するための方策をめぐって協議するものと見られます。

※ホンは火へんに共