首相 ASEAN首脳会議で中国の海洋進出に懸念表明へ

首相 ASEAN首脳会議で中国の海洋進出に懸念表明へ
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ラオスを訪れている安倍総理大臣は、ASEAN=東南アジア諸国連合関連の首脳会議に臨み、中国の海洋進出を念頭に東シナ海や南シナ海で一方的な現状変更の動きが続いているとして懸念を表明したうえで、法の支配の徹底の重要性を指摘し、各国に協調を求めることにしています。
ラオスの首都ビエンチャンを訪れている安倍総理大臣は7日、ASEAN=東南アジア諸国連合に加盟する10か国の首脳との会議や、ASEANに日本、中国、韓国を加えたASEAN+3の首脳会議などに臨むことにしています。
また、8日は日本、アメリカ、中国、ロシアなどとASEANの首脳が政治・安全保障分野の課題を討議するEAS=東アジアサミットなどに出席することにしています。

一連の会議で安倍総理大臣は海洋の安全保障に関して、G7伊勢志摩サミットで、「国家は法に基づいて主張を行い、主張を通すために力や威圧を用いず、紛争解決には仲裁を含む平和的解決を追求する」ことで一致したことを説明することにしています。そのうえで安倍総理大臣は、中国の海洋進出を念頭に、東シナ海や南シナ海で一方的な現状変更の動きが続いているとして懸念を表明したうえで、法の支配の徹底の重要性を指摘し、各国に協調を求めることにしています。

また、安倍総理大臣は北朝鮮の弾道ミサイルの発射や、各地で頻発するテロなども取り上げ、これらの課題に対処するため、各国の緊密な連携を呼びかけることにしています。

一方、安倍総理大臣は会議の合間に、韓国のパク・クネ(朴槿恵)大統領、オーストラリアのターンブル首相、ベトナムのフック首相などと個別に会談することにしています。このうち、パク大統領との日韓首脳会談で安倍総理大臣は、慰安婦問題をめぐる日韓合意に基づいて、日本政府として10億円を拠出したことを踏まえ、合意を着実に履行し、関係をより強固なものにしていきたいという考えを示すことにしています。