G20 今後は具体的な成果が問われる
中国で開かれていたG20サミットは、世界経済の成長を達成するため、金融、財政および構造政策を活用することなどを盛り込んだ首脳宣言を採択し、5日閉幕しました。今後、中国の鉄鋼の過剰生産の問題などで具体的な成果を挙げられるかが問われます。
新興国経済の減速やイギリスのEU=ヨーロッパ連合からの離脱など、世界経済が先行きの不透明感に直面するなか、中国浙江省の杭州で開かれた今回のG20サミットでは、各国が結束し、世界経済の成長を達成するため、金融、財政および構造政策を個別にまた総合的に活用することなどを盛り込んだ首脳宣言を採択して、閉幕しました。
議長国・中国は、みずからの鉄鋼などの過剰生産が各国の経済に影響を及ぼし、国際的な課題になっていることを認め、問題の解消にむけ各国と協議を行う「グローバル・フォーラム」の設立で合意しました。
G20サミットは各国の結束を演出し、閉幕しましたが、アメリカが再び金利の引き上げのタイミングを探りはじめ、金融市場の新たな波乱要因に浮上する可能性も出ています。世界経済の不透明感はむしろ増していて、G20各国が成長に向けた具体的な成果を挙げられるかが問われます。
議長国・中国は、みずからの鉄鋼などの過剰生産が各国の経済に影響を及ぼし、国際的な課題になっていることを認め、問題の解消にむけ各国と協議を行う「グローバル・フォーラム」の設立で合意しました。
G20サミットは各国の結束を演出し、閉幕しましたが、アメリカが再び金利の引き上げのタイミングを探りはじめ、金融市場の新たな波乱要因に浮上する可能性も出ています。世界経済の不透明感はむしろ増していて、G20各国が成長に向けた具体的な成果を挙げられるかが問われます。