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石川2階建てバスで金沢巡り 見上げる景色 不思議
東京観光でバスツアーを利用してもらおうと、はとバス(東京都大田区)、JR西日本などは10日、屋根のない2階建てオープンバスで金沢市内の観光名所を巡る体験ツアーを実施した。北陸新幹線開業1周年後の観光誘客のてこ入れを図る狙いで、北陸地方では初めての試み。参加者は、いつもと違う視点から金沢の町並みを見渡した。(草野大貴) JR金沢駅金沢港口を出発して、近江町市場や金沢城公園、ひがし茶屋街などの周辺をめぐる約三十分の行程。乗客三十四人とともに発車した。オープンバスに乗ったことのない記者も実際に乗車してみた。 オープンバスの名のとおり、バスには屋根がない。顔を上げれば、駅周辺のビルが眼前に広がる不思議な光景が広がる。手を伸ばせば、信号にも届きそう。空中に浮かんで見る感じだ。ツアーが始まるとまもなく、入社三年目の嶋崎愛さん(22)がガイドし始めた。走り始めるとさわやかな風が当たった。暑さ対策の冷たいミストも車内の両側から吹き出す。乗客からは「おーっ」と歓声が上がった。 出発から十分ほどたつと、尾山神社の前に。ガイドが神社の由来を話し始めた。流ちょうな案内に驚く。金沢城公園、ひがし茶屋街周辺を通り過ぎるとツアーも終盤。金沢駅兼六園口近くになると、バスガイドの十八番「東京のバスガール」が披露された。歌を聴きながら、車窓を眺めていると金沢駅へ戻っていた。 ツアーに参加した金沢市の主婦梅沢京子さん(40)は「風が気持ちよく、いつもと違った景色に見えた。東京に行ったらこのバスに乗ってみたい」。息子の弦杜ちゃん(2つ)も「楽しかった」と満足げだった。 ツアーは十一日にもある。JR金沢駅内の特設ブースで申し込む。先着順で、午前十一時半から整理券が配られる。定員は約百人。問い合わせはJR西日本金沢支社=電076(254)3068=へ。 PR情報
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