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【プロ野球】

やっぱり神ってる 誠也、祝砲2発

2016年9月11日 紙面から

5回表1死一塁、2打席連続本塁打となる26号2ランを放ち、本塁へ向かう鈴木(七森祐也撮影)

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◇広島6−4巨人

 赤い紙テープがグラウンドに舞う中、両腕を上げながら右翼からマウンドへと走る。4年目の鈴木は仲間と思い切り体をぶつけ合い、感情を表現した。

 「本当にうれしい。今までにない緊張感だった。そういう中で、このよう結果が残せたのは自信になります」

 大一番でも『神った』。1点を追う4回。左翼席への同点の25号ソロ。続く松山の決勝弾につなげた。さらに5回1死一塁で迎えた第3打席では、左翼席最前列に飛び込む26号2ラン。自身初の2打席連発。「良い結果になって良かったです」と声を弾ませた。

 高校までは投手。プロ入り後に野手に転向した。「結果を残せなければすぐにクビ」という強い危機感が成長曲線を描かせた。優勝への勢いを加速させた6月の11連勝。オリックス3連戦で2試合連続サヨナラ弾を含め3試合連続決勝弾で、緒方監督を「神ってる」とうならせた。「鈴木誠也」の名前は全国区になった。

 試合後、緒方監督が「やっぱり神ってますね」と口にすると、ベンチで柔和な笑みを浮かべた。「これからも一戦一戦、思い切ってやるだけ」。まぶしい光を放った背番号51。もっと強くなる。

 

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