【9月11日 AFP】アフリカ・タンザニア北西部で10日午後3時27分(日本時間同9時27分)ごろ、マグニチュード(M)5.7の地震が発生し、少なくとも13人が死亡、203人が負傷した。同国当局者がAFPに語った。

 地震の震源地に近い同国ブコバ(Bukoba)のデオダトス・キナウィロ(Deodatus Kinawilo)県長官は電話で「死者数は先に発表した11人から13人に、負傷者数は192人から203人に増えた」「今のところ状況は平穏で制御されている」と述べた。

 震地はビクトリア湖(Lake Victoria)に面する同国北西部の町ヌスンガ(Nsunga)の東約25 キロ。米地質調査所(USGS)によると、この地震の揺れは国境を接するルワンダやブルンジ、ウガンダ、ケニアでも感じられた。

 タンザニアの首都ダルエスサラーム(Dar es Salaam)に居住するAFP特派員によると、同市での被害は報告されていない。アフリカの大湖沼(Great Lakes)地域では地震が珍しくないが、ほとんどの場合揺れは小さい。(c)AFP