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 築地市場(東京都中央区)から移る予定の豊洲市場(江東区)で、食品を扱う建物の地盤で土壌汚染対策の「盛り土」がなされていなかったことが分かり、小池百合子・東京都知事が10日、経緯や安全性を検証する考えを示した。先月末に延期を決めた移転時期の判断への影響も示唆した。

 小池氏は10日午後に記者会見し、「主な建物で盛り土をした」としてきた都の説明について「間違った情報だった。真摯(しんし)に反省する。都政の信頼回復と逆行する。粛正していきたい」と述べた。今後は安全性などについて、盛り土を提言した専門家会議の委員や別の有識者らに調査を依頼する。移転時期については「予断をもたずに色々なケースを考えたい」とした。

 豊洲市場は、東京ガスの工場跡…

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