『難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!』(大橋弘裕、山崎元、文響社)という本をダウンロードしてみました。
とりあえずお金って大事じゃないですか。
この本も例に漏れず、紙の本よりもKindle価格の方が安いのは、やっぱりそういうことじゃないですか。
そして、ぼくって投資の話を友達から持ちかけられているじゃないですか。
『難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!』の中でもヘッジファンド(投資信託)について書かれています。
お金がないと色々不安
「はじめに」から引用してみますね。
しばらくして、前の会社から退職金が振り込まれました。貯金や借金と合わせると、僕の全財産は500万円です。
もし、職を失ったときは、そのお金で生活していかなければなりませんし、今後、貯金ができなかったら、老後はそのお金と年金で暮らしていくことになります。将来、年金が支給されなくなって、80歳になった自分がお金に困っているかもしれないと思うと、ものすごく不安になります。
しかも、日本は少子高齢化が進んでいます。1.5人で1人の高齢者を支える時代がやってくるらしいのです。
老人はお金を使わないし、いまの若者は車を買わない、お酒を飲まない、結婚しないで、景気がよくなる気配はありません。
さらに、テレビを観ていたら、近い将来インフレが起こるという特集をしていました。
インフレのことをよく知らなかったのですが、今、日本はものすごい額の借金をしていて、その借金が返せなくなったら、政府はお金をたくさん刷るらしいのです。お金をたくさん刷るとどうなるかというと、今持っているお金の価値が下がります。
今100円で買えているジュースが200円になるかもしれないのです。
もし、そうなったら僕の貯金の500万円も、(金額としては500万円ですが)実質の価値が半分の250万円になってしまいます。
まじすか……。
その「年金が支給されなくなるかも」みたいな話は知っていたが、「インフレもありうる」というのは初めて知りました。
貧乏がが招く不幸こわい(´;ω;`)
個人向けの日本国債は元本保証
絶対に減らない運用方法として「個人向け国債を買う」という方法がある。
これは元本保証なので、途中で解約しない限り減らないらしい。
「変動金利型10年満期」ってタイプを買うといいらしいんだけど、今だったら10年もので0.3%くらいの利回りなんですって。
※利回りって何? 100万円預けたら3000円増えるってことでしょ? 10年で3000円ってこと?
みずほ銀行の定期預金(スーパー定期300、満期10年の場合)がだいたい0.12%なので、銀行に預けておくよりはだいぶ良いみたいです。
また、国と銀行ならどちらがつぶれやすいかといえば当然銀行のほうがつぶれやすい。
なので、銀行に預けておくよりも安全なんですって。
そんなに良い話なのに、なぜみんなやらないか。
それは知らないから。
携帯電話の料金だってプランを見直せば得する。
世の中には知っているだけで得することってたくさんある。
だから金融の正しい知識をつけておくことは大事なことなのだ。
ドラゴン桜でもそんなようなことを言ってたな。
日本って破綻するの?
日本は借金が1000兆円もあって、ギリシャのように破綻するんではないかみたいな話がよく飛び交うのだが。
まず、ギリシャは破綻していない。破綻しそうになっただけ。
で、日本が借金をしていることは事実だけど、ギリシャとはだいぶ状況が違うわけだ。
日本国債の買い手はほとんどが日本人。
なので、もし日本が国債のお金を返せなくなったら、お金をたくさん刷って国民に返せばいい。
インフレにはなるけど。
で、ギリシャの場合は他国からお金を借りてたし、通貨もユーロを使ってたから、お金を刷って返すってこともできなかったらしいです。
日本国債が100%安全だとも言えないけど、日本経済が破綻するのはまだまだ随分先のことと考えておいてokのようです。
しかもみんな「国がなくなる」って話が好き。
そうやって危機を煽って何か金融商品や何やらを勧めてくる。
んで、無知な心配性の素人が言われるがままに買ってしまう…ってことやんね。
心配させておいて高いものを売りつけるのは商売の常套手段やんね。
銀行には近づいてはいけない
お金を正しく運用したいなら銀行には近づかないほうがいい。
銀行ってとこは、金持ちには投資をさせて手数料をもらうし、貧乏人(一般人)には借金をさせて金利をもらう。
サラリーマンに家を買わせてローンを組ませたりね。
で、定年になって退職金をたんまりもらったら手数料の高い投資信託を勧めてくるわけだ。
ATMの手数料なんかではたいして儲けてない。
銀行の窓口で金融商品を買ってはいけない。
唯一の例外が「個人向け国債」。
ただ、個人向け国債は銀行の儲けが少ないから、利幅の大きい投資信託や保険を勧めてくる。
常套句「日本は巨額の借金をしているのに、日本国債でいいんすか?」って言って不安を煽ろうとする。
お客が得するものじゃなくて、自分らが得するものを売ろうとするわけだ。
なお、銀行に設けてある、資産運用の無料相談窓口にも絶対に行ってはいけない。
営業されて何かを売りつけられるのがオチだからだ。
無知な素人は格好の餌食なのである。
で、どうすりゃいいかといったら「ネット証券」。
銀行と違って人件費も少ないし土地代もかからないから手数料も少ない。
ネットの証券会社に口座を開こう。
まとめ
ネット証券の選び方
インデックスファンド
NISA(ニーサ)
などなど、もくじから見ても「よく耳にするけど何だろう?」ってことがわかりやすく書かれています。
本書の内容は金融の素人とプロとの対話方式で、適当なタイミングで図の説明もあるのでめちゃ読みやすいです。
今回はヘッジファンド(投資信託)まで書けなかったので、また読み進めながら書いていきたいと思います。
おわり。
難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!
- 作者: 山崎元,大橋弘祐
- 出版社/メーカー: 文響社
- 発売日: 2015/12/04
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