「朝鮮人殺害」の記述削除を検討

横浜市の中学生向け副読本

 横浜市立中学校向けの副読本の原稿案から、昨年まで掲載していた「関東大震災直後の朝鮮人殺害」の記述が削除されていることが9日、分かった。市民団体関係者が情報公開請求で入手した。

 市教育委員会は「削除して原稿を作成したが、最終的にどうするかは検討中」としている。

 市教委によると、昨年度に配られた副読本「わかるヨコハマ」では「自警団の中に朝鮮人を殺害する行為に走るものがいた」と記述していた。

 市民団体「歴史を学ぶ市民の会・神奈川」によると、6月に入手した年内に配布予定の副読本の原稿案には、この記述がなくなっていた。

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