北朝鮮核実験 国連事務総長「安保理は結束し行動を」
北朝鮮が5回目の核実験を行ったことを受け、国連のパン・ギムン(潘基文)事務総長は9日、ニューヨークの国連本部で報道陣を前に声明を発表し、北朝鮮を厳しく非難するとともに、安全保障理事会が結束して、きぜんとした対応をとるよう求めました。
この中でパン事務総長は「核実験により、北朝鮮はまたしても安保理の決議に違反した。受け入れ難い行為で、地域の平和と安全を脅かすものだ」と述べ、北朝鮮を厳しく非難しました。そのうえで「安保理には引き続き結束し適切な行動をとることを期待する。われわれは急速に深刻化する状況に歯止めをかけなければならない」と述べ、北朝鮮に強い警告を与えるため、安保理が結束して、きぜんとした対応をとるよう求めました。
一方で、ことしいっぱいで2期10年の任期を終えるパン事務総長は、「過去10年間、朝鮮半島の状況を改善するために力を尽くしてきたが、残念ながら国際社会の願いをかなえることができなかった。北朝鮮が国連加盟国の一員として、国際社会の求めを聞き入れることを心から望みたい」と述べ、事務総長として北朝鮮の状況を改善できなかった責任を率直に認め、手詰まりであることをうかがわせました。
一方で、ことしいっぱいで2期10年の任期を終えるパン事務総長は、「過去10年間、朝鮮半島の状況を改善するために力を尽くしてきたが、残念ながら国際社会の願いをかなえることができなかった。北朝鮮が国連加盟国の一員として、国際社会の求めを聞き入れることを心から望みたい」と述べ、事務総長として北朝鮮の状況を改善できなかった責任を率直に認め、手詰まりであることをうかがわせました。