イスラム教の大巡礼「ハッジ」始まる
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サウジアラビアにある聖地メッカなどを訪れる、イスラム教徒の大巡礼・ハッジが10日から始まり、去年、巡礼者が折り重なって倒れ、700人以上が死亡する大事故が起きたことを受けて、サウジアラビア政府は、ハッジの安全な運営に全力を注いでいます。
ハッジは、イスラム教徒が経済的、肉体的に可能であれば、一生に一度は行うべきとされている巡礼で、ことしは今月10日から始まりました。
メッカの近郊では、神の前で巡礼者はすべて平等であるということを示すため着用が義務づけられている白い装束に着替える人たちの姿が見られました。そして、メッカに入った巡礼者の多くが中心部にあるカーバ神殿の周りを7回歩くなどの行事を行っていました。
ハッジは、メッカとその周辺で5日間から6日間かけて行われ、ことしは世界中から150万人以上が集まっています。去年は巡礼者たちが折り重なって倒れ、700人以上が死亡する大事故が起き、このうち400人以上が死亡したイランは、原因の究明が行われていないなどとして、サウジアラビアを強く非難しています。
サウジアラビア政府としては、国交を断絶するなど対立が続くイランからの批判をかわすためにも、事故の再発防止に向けて警備を強化し、巡礼者の移動や管理を徹底的に行うなどハッジの安全な運営に全力を注いでいます。
メッカの近郊では、神の前で巡礼者はすべて平等であるということを示すため着用が義務づけられている白い装束に着替える人たちの姿が見られました。そして、メッカに入った巡礼者の多くが中心部にあるカーバ神殿の周りを7回歩くなどの行事を行っていました。
ハッジは、メッカとその周辺で5日間から6日間かけて行われ、ことしは世界中から150万人以上が集まっています。去年は巡礼者たちが折り重なって倒れ、700人以上が死亡する大事故が起き、このうち400人以上が死亡したイランは、原因の究明が行われていないなどとして、サウジアラビアを強く非難しています。
サウジアラビア政府としては、国交を断絶するなど対立が続くイランからの批判をかわすためにも、事故の再発防止に向けて警備を強化し、巡礼者の移動や管理を徹底的に行うなどハッジの安全な運営に全力を注いでいます。