柔道男子100キロ超級 正木が銅メダル

柔道男子100キロ超級 正木が銅メダル
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リオデジャネイロパラリンピック、柔道男子の100キロを超えるクラスで正木健人選手が3位決定戦に勝ち、2大会連続のメダルとなる銅メダルを獲得しました。
前回ロンドン大会で金メダルを獲得した正木選手は、2試合連続で一本勝ちしましたが、準決勝でウズベキスタンの選手に一本負けして3位決定戦に回りました。
3位決定戦ではイランの選手と対戦し、互いになかなか技が出ませんでしたが、開始2分すぎに正木選手の払い腰が決まり、一本勝ちしました。
正木選手は、パラリンピック2連覇は逃しましたが、2大会連続のメダルとなる銅メダルを獲得しました。
正木健人選手は、兵庫県南あわじ市出身の29歳。金メダルを獲得したロンドン大会に続き、2大会連続の出場です。
中学1年生で柔道を始め、生まれたときから目に障害がありながら中学や高校では、一般の全国大会で上位に食い込む好成績を収めてきました。
強豪の天理大を卒業した後に視覚障害者柔道に転向し、初めてパラリンピックに出場した前回のロンドン大会では、身長1メートル90センチ、体重150キロの恵まれた体格を生かして100キロを超えるクラスで金メダルを獲得しました。
ロンドン大会後は右ひざを痛めた影響で、国際大会での優勝はありませんが、大学の先輩で、ロンドンオリンピック100キロ級代表の穴井隆将さんの指導を受けるなど、調整を続けてきました。