タンカーの甲板で爆発 3人死傷 和歌山

タンカーの甲板で爆発 3人死傷 和歌山
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9日夜、和歌山県御坊市の沖の海上を航行していた韓国籍の小型タンカーの甲板で、乗組員たちが溶接の作業をしていたところ、突然、爆発が起き、韓国人の機関長1人が死亡したほか、インドネシア人の乗組員2人がけがをしました。
昨夜7時すぎ、和歌山県御坊市の沖およそ12キロの海上を航行していた韓国船籍の小型タンカーで、全長およそ64メートルの「EIWAMARU3」(740トン)から「乗組員がやけどをした」という通報が、海南海上保安署にありました。海上保安署によりますと、当時、小型タンカーの甲板では、乗組員たちが数人で溶接の作業をしていましたが、突然、爆発が起き、韓国人で機関長の60歳の男性がやけどを負って、搬送された病院で死亡しました。また、インドネシア人の乗組員の男性2人がけがをしました。
海上保安署によりますと、小型タンカーは、和歌山県有田市で積み荷の潤滑油を降ろした後、三重県四日市市に向かう途中だったということです。海上保安署は、爆発が起きた原因を調べています。
この事故で、国の運輸安全委員会は原因を調べるため、調査官2人を現地に派遣しました。